2022年07月08日
AJA-ARMORY WALTHER P990

今回は、あじゃさまに製作いただいた「WALTHER P990」のご紹介です。

実銃は、ドイツのワルサー社が'98年に販売を開始したオートマチックピストルです。
同社初のポリマーフレームオートであるP99をベースにダブルアクションオンリー(DAO)としたもので、最大の特徴はDAO化にあたりスライド上部にあったデコッキングボタンを廃したことですね。これによりスライド上面がすっきりしたデザインになっています。
なお、使用口径は9×19mmで、装弾数は16+1発でP99と同様になっています。

トイガンとしては、過去にS2Sがガスブローバックガンを、B.W.C.は同じくガスブローバックガンとエアコッキングガンとを販売していました。
ワルサー社から図面の提供を受けP99をガスブローバックガンとして製作したマルゼンは、コンパクトモデルはバリエーション展開されたものの、P990を加えることはありませんでした。

本モデルは、マルゼンP99をベースにスライド上面の加工と刻印変更および塗装をお願いしたものとなります。
前述のとおりP990は海外メーカーのものがありましたが、やはりマルゼンの完成度には到底及ばずであったため、あじゃさまにご相談した次第となります。
仕上がりは写真をご覧いただいてのとおりで、スライド上部のデコッキングボタンのあった部分はキレイになくなり、あっさりとしたラインになっています。
デコッキングボタンは一部スライド上面のセレーションにかかっていましたが、きっちり加工いただき最初からなかったようです。
あじゃさま、今回もありがとうございました!

2013年03月30日
AJA-ARMORY COLT GOLD CUP COMMANDER CUSTOM EDITION

今回は、あじゃさまに製作していただいた「COLT GOLD CUP COMMANDER CUSTOM EDITION」のご紹介です!!!!!

実銃は、米コルト社によるゴールドカップ ナショナルマッチのバリエーションモデルで、'90年代に製作されたようです。
銃身長は4 1/4インチで、所謂コマンダーサイズとなっています。使用弾薬は.45 ACPで、装弾数は7+1発。
また、ステンレスフィニッシュのほか、ロイヤルブルーモデルもあり、それぞれ500丁限定だったようです。参考までにGun誌別冊『世界のハンドガン』によれば、当時の価格は959.95ドルとお高めの設定となっていました。

ゴールドカップ コマンダーとしては、モデルアップはないですね。
ゴールドカップ ナショナルマッチ自体も、トイガンでは定番のようでいて、意外にそれほどトイガン化されていなかったりします。
ガバのバリエーション攻勢をかけているウエスタンアームズも、刻印バリエーションといえるデルタ ゴールドカップはあれど、本モデルのモデルアップには至っていません。

じつは本モデルの存在はすこし前まですっかり忘れていたのですが、上記の『世界のハンドガン』をふと読み返していたときに再認識しまして一目惚れ。あじゃさまに製作をお願いした次第であります。
実銃が限定だったというのもあるとはおもいますし、そもそも競技向けのモデルで短銃身?というのもあるのかもしれませんが、トイガン化されていてもよさそうにおもいます。
実銃でも通常のラインアップにのせてもよいのではないかとおもうくらい決まっているモデルだとおもうのですが、いかがでしょうか。

2012年12月30日
AJA-ARMORY S&W SW1911 / ADJUSTABLE TARGET SIGHTS

今回は、あじゃさまに製作していただいた「Smith & Wesson SW1911 / ADJUSTABLE TARGET SIGHTS」のご紹介です!!!!

実銃は、米S&W社による1911のクローンモデルですね。本モデルは、SW1911シリーズのひとつで、銃身長5インチのスタンダードサイズ、使用弾薬は.45 ACPで、装弾数は8+1発というのが主な仕様となります。強いてあげればリアサイトに側面に「Smith & Wesson」の刻印が入った、所謂ボマーサイトタイプのアジャスタブルサイト(以下、表記が長くなりますので、ボマーサイトとさせていただきます)が載っているのが特長でしょうか。
なお、「SW1911 / TACTICAL RAIL」と同様、本モデルにも特別な名称はないようでしたので、当ブログでは便宜上「SW1911 / ADJUSTABLE TARGET SIGHTS」と表記しております。

SW1911シリーズのトイガンとしては、WAがいくつかの機種をモデルアップしております。
SW1911のボマーサイト搭載のモデルとしては、カスタムモデルであるSW1911 DKが唯一ですね。

WAのSW1911シリーズの人気のほどはわかりませんが、フルサイズとなるとモデルアップに恵まれていないようです。
個人的にボマーサイトが好きということもあるのですが、DKもあるし、スタンダードなボマーサイトモデルはでないだろうと、SW1911 / TACTICAL RAILとセットな感じで本モデルをあじゃさまにお願いしました。前者はレイル部分の再現に手間がかかりそうでしたが、こちらについてはなんといってもDKがありますので、そこからならと安易な考えでいたのですが・・・。
結果としては、やはり残念ながら、本モデルについてもWAから「完全再現」されたものはモデルアップされない気がします。

2012年11月12日
AJA-ARMORY S&W SW1911 / TACTICAL RAIL

今回は、あじゃさまに製作していただいた「Smith & Wesson SW1911 / TACTICAL RAIL」のご紹介です!!!

実銃は、米S&W社が製作したM1911のクローンモデルとなります。M1911といえば、同社と長くライバル関係にあった米コルト社の代表モデルであり、SW1911シリーズはその来歴からも話題となったモデルといえます。
本モデルは、SW1911シリーズのひとつで、スタンダードサイズ、口径;.45 ACP、装弾数;8+1発、ピカティニー規格準拠のタクティカルレイル装備というのが主な仕様となります。
なお、S&Wのウェブサイトで確認したところ、本モデルには特別な名称はないようでしたので、当ブログでは便宜上「SW1911 / TACTICAL RAIL」としております。

SW1911シリーズのトイガンとしては、WAがスタンダードモデルであるSW1911のほか、DK、PD/Sc、ES、GUNSITE EDITIONをモデルアップしています。
現在のところ、SW1911としてはレイルドフレームのモデルは製作されていませんね。

実銃のSW1911 / タクティカルレイルは個人的にそのレイルのラインが好みだったりします。
あじゃさまにお願いしたときは、ちょっとした修正でなんとかなるのかなという素人考えだったのですが、これが非常に手間のかかるものでして、あじゃさまのブログで製作途中の記事を拝見していたときは、冷や汗をかいたものであります。
拙い写真ではありますが、実銃そのままに再現されたあじゃカスタム「Smith & Wesson SW1911 / タクティカルレイル」をご堪能いただければとおもいます。

2011年06月12日
WA-base LES BAER PREMIER II

今回は、あじゃさまに製作していただいた「WA-base LES BAER PREMIER II」のご紹介です!!

実銃は、米レスベア社製作の1911モデルになります。
レスベアというと、FBIの特殊部隊向けに製作されたHRTスペシャルやタクティカルトレーニングスクール「サンダーランチ」とのコラボレーションモデルであるサンダーランチスペシャルなど、通好みといえそうなモデルを製作しているメーカーですね。
その中でも、本銃は競技向けのベースモデルといえそうです。プレミア II としてはスタンダードサイズである5インチモデルのほか、6インチモデルやトリチウムナイトサイトを採用したSuper-Tacなるモデルもあります。
レスベアのウェブサイトを見るとターゲットモデルがそれなりに充実している一方で、アクセサリーレールを付けたモデルが少ないのが意外といえば意外ですね。

トイガンとしてのレスベア社製品のモデルアップは、WAが前出の2モデルや、モノリスシリーズ2種、カスタムナイフメーカーとのコラボモデルであるエマーソンCQC-45などを展開しているほか、B.W.C.が東京マルイのガスガンをベースにしたキットモデルでサンダーランチスペシャルの販売をおこなっていました。
残念ながら、現在のところレスベア社のモデルでボマーサイトを載せたタイプのトイガンはありませんね。

というわけで、ありそうでなかったボマーサイトの載ったレスベア1911が本モデル/レスベア プレミアII となります。
最初は以前にご紹介のSIG ARMS 1911 ターゲット・ナイトロンと同様、ボマーサイトモデルがほしいな~という軽い考えでお願いしていたものでしたが、できあがるとビックリ! とんでもない完成度のトイガンとなってます。
ちなみに、ベースとなった銃は以前にご紹介しているレスベア 1911 カスタムです。構成としてはノバックサイトがボマーサイトに変わっただけ(正確には、グリップセフティとマガジンも変更されています)なのですが、あじゃさまの手でばっちりと表面処理が施されており、まったく別のモデルのように仕上がっております。

2011年04月07日
WA-base SIG ARMS TARGET NITRON

今回は、あじゃさまに製作していただいた「WA-base SIG SAUER 1911 TARGET NITRON」のご紹介です!!

実銃は、米SIG-Arms社が開発した1911のひとつですね。
SIGの1911というと、元々はGSRという名称で展開されていましたが、最近では「SIG SAUER 1911」として、フルサイズからコンパクト、表面処理のちがい等を含め、20種弱のバリエーションがあるようです。
本モデルは、それらのひとつで、簡単にいえばGSR レボリューションをベースにリアサイトをボマーに変更したものといえそうです。

トイガンとしては、WAがGSRを皮切りに、前出のGSRレボリューション、また「SIG SAUER 1911」の最近のモデルであるタクティカルオペレーションを製作しているものの、おおきく仕様は変更されていません。
また、他メーカーからも製作のウワサひとつありませんね。これは、GSRのスライド、レール付きフレームとも専用になり、バリエーション展開もしづらいことも理由にあるかとおもいます。
フレームもそうですが、とくにスライドはやはりSIGのイメージが強く、ほかに転用するのも難しそうですよね。

というわけで、なかなかバリエーション展開がのぞめなかったGSRですが、あじゃさまの技術によって、ここに新たなバリエーションモデルが誕生いたしました。
ベースは1911 ブラックウォーターのスライド+GSRレボリューションのフレームとなっています。じつはこのモデル、ブラックウォーターのスライドを見ていたときにおもいついていたり。
ぱっと見では、GSRがノバックサイトからボマーにかわっただけなのですが、それに留まらない存在感のちがいがあるとおもうのですが、いかがでしょうか。
