2007年12月27日
KOKUSAI S&W M586 6in
今回はコクサイの「S&W M586 DISTINGUISHED COMBAT MAGNUM 6in」の登場です。
実銃の説明は前回をご参照くださいませ。あ、ちょっと楽チン。
前回も書きましたが、モデルガンでは3社の競作となったM586(686)。今回はコクサイのご紹介です。リアリティという意味では、「リボルバーのコクサイ」という異名をとっただけはあり、そつのない造りとなっています。例のコクサイ独自の刻印だけはアレですが。
残念ながら、コクサイ→サンプロになってからは再販はないようです。とくにシリンダー部分など改修してもらえると嬉しいのですが・・・。
M586の6インチ、いかがでしょうか? ちょっと長いかな~とおもっていたのですが、なかなか破綻もなく、バランスがよいようにおもいます。基本的にコンパクトモデルが好きで、一番はチーフスかな~とおもっていたのですが、今回のリボルバー篇で長銃身のリボルバーもよいなと再確認しております。
2007年12月25日
KOKUSAI COLT PYTHON HUNTER
今回は巷のクリスマスを意識し、本ブログ初の金属モデルガンをご紹介します。というわけで、コクサイの「COLT PYTHON HUNTER」の登場です。
実銃のパイソンについての簡単な説明は前回までに譲りまして、今回のモデルは銃身長8インチのパイソン「パイソンハンター」です。厳密には、「パイソンハンター」は'80年にスコープ付きで限定販売されたモデルのことを指すそうですが、トイガンとしては、8インチ銃身のパイソンですね。
本銃はコクサイブランドを引き継いだサンプロジェクトから発売されました。8インチ銃身のパイソンのトイガンメーカーによるモデルアップはおそらく初めてで、いまのところ唯一だとおもいます。当初、サンプロから出されていたモデルは概ね以前のものの再販品でしたが、このパイソンハンターを発売した前後から一部に新規の金型を起こして改修を行うようになったと記憶しています。なんにせよ、ほかに使い回しの難しそうな8インチ銃身を作ってくれたのは、トイガンコレクターの端くれとしては非常に嬉しいものです。
構えてみると、元々重めの金属モデルガンが長銃身でかなりフロントヘビーとなり、ちょっと疲れてきます。基本的にはコンパクトモデルが好きなのですが、こう割り切ったモデルも悪くはありません。
しかし、まったく個人的な意見なのですが、長銃身のモデルは金属モデルガンに合うとおもうのですが、いかがでしょうか? どの道派手めな表面処理なので、このくらいの存在感があってもよいのではないかとおもいます。
2007年12月23日
KOKUSAI COLT PYTHON 4in
今回はコクサイの「COLT PYTHON 4in」です。
実銃は米コルト社が'56年に開発した.357マグナムを使用するリボルバーです。とくに初期のモデルは職人の手が存分にかかった仕上げのよさで、「リボルバーのロールスロイス」とも呼ばれるほどであったそうです。
また、品質の高さとともにその名声を高めたのが、銃身上部のベンチレイテッドリブと銃口部まで延長されたエジェクターロッドハウジング部といった特徴的な外観にあります。
その一方で、いくつかの欠点もかかえたモデルであったとも聞きます。
パイソンはトイガンとしても定番中の定番で、ガスガン、モデルガンとも各社からモデルアップされています。ただし、リボルバー自体が最近は若干オートに押されているようで、現在入手可能なパイソンは、本モデルのほか、タナカと東京マルイのガスガンくらいかもしれません。
コクサイのパイソンは、金属モデルが登場時「究極」の評価を受けたというほど完成度の高いモデルとされたそうです。それは、はじめてほぼ実銃どおりのメカニズムを搭載した点にありました。本モデルは、その流れを引き継ぎ、「ニュー・コンセプト・リボルバー・シリーズ」の1つとして発売されたものです。
最大の特徴は、それまで「標準」とされていたインナーシャーシを廃し、またハンマースプリングを実銃どおりの板バネ式にしたことで、その一方で内部メカが忠実な分だけ強度不足が生じるという問題も併せ持つことになりました。
しかし、改めて見ると、優美なラインを持ちながら、存在感を感じさせるモデルですね。
2007年12月22日
KOKUSAI S&W M28
今回はコクサイの「S&W M28 Highway Patrolman」です。
実銃はM29とおなじNフレームを採用した大型リボルバーです。それ以前に発売されたM27とは表面処理等の違いがあり、M28は廉価版の位置付けのようです。また、通称の「ハイウェイパトロールマン」は、しかし、その大きさと重さが敬遠され、実際の警察関係での採用はなかったと聞きます。
M28は厳密にはコクサイしかモデルアップしていないようです。M27はCMCが、ハイパトとしてはMGCがそれぞれ製作していましたが、M28と銘打っているのはコクサイのみです。また、本モデルはコクサイとしては2度目のモデルアップで、以後「リボルバーのコクサイ」という名を確立することになる記念すべきモデルでもあります。
今回久しぶりに箱から出してきたのですが、改めて見てみると、テーパーのかかったバレルがなかなかよい雰囲気で、お気に入りになりました。ある意味、M29より好きかもしれません。
一世を風靡した筈のコクサイM28ですが、残念ながらHW化での再販はなかったようです。M29ほどの派手さも知名度もないかもしれませんが、ぜひともリメイク、いや、せめてHW化で再販をお願いしたいところです。
2007年12月20日
KOKUSAI S&W M19 4in
今回はコクサイの「 S&W M19 COMBAT MAGNUM 4in」です。
実銃は、言わずと知れた米S&W社のリボルバーの代表的モデルのひとつで、.357マグナムを使用します。
トイガンとしても定番モデルのひとつで、最近では本モデルのほかに、ハートフォードからはCMCの金型を改修したモデルガンや、タナカのペガサス・システムを採用したガスガンが発売されています。
本モデルは'90年代半ばに発売された「ニュー・コンセプト・モデルガン」シリーズの1つで、通常のHW樹脂とは異なる鉄粉入りのHW樹脂を使用しており、独特の仕上がりとなっています。
2007年12月16日
KOKUSAI COLT TROOPER MKIII 4in
今回はコクサイの「COLT TROOPER MK III 4in」です。
実銃の簡単な説明は、前回をご参照ください。
トルーパーのトイガンとしては、ほかに前回掲出のMGC製モデルガンが発売されています。この10年ほどでは、KSCの「トルーパーMK V」モデルガンのみで、トルーパーのトイガンはほぼ絶版状態ということになります。
コクサイのトルーパーには、所謂「天プラ」モデルが発売されていたそうですが、本モデルは後期のABS製です。旧コクサイの製品は現状サンプロジェクトが引き継いでブランド名として冠して展開していますが、トルーパーについてはリメイクも再販もかかっていません。設計の古さ等から再販も難しいのかもしれませんが、前述のとおり市場にトルーパーがないのは残念な気もします。
このモデルは、10年ほど前に御徒町レプリカで安売りしていたものを購入いたしました。当時はコクサイがトルーパーをモデルアップしていたことなど知らず、「なんか古そうなトイガンだな」などと勝手な感想を抱きながら興味本位で購入したのを覚えています。正直、ものすごくリアルという印象もないのですが、なんとなく「昔のモデルガン」っぽい雰囲気がよいなとおもっています。
2007年08月27日
KOKUSAI S&W M36 LADY SMITH
今回は、コクサイの「SMITH & WESSON M36 Lady Smith」です。
実銃は、S&Wの誇るコンパクトリボルバー・チーフススペシャル、の女性向けブランド(?)です。といっても「LadySmith」の刻印をあしらっただけ。発売当時はどうだったのかわかりませんが、現在ではなんとも中途半端なモデルです。
チーフススペシャル自体はトイガンとしては、発売していないメーカーのほうが少ないかもというくらいメジャーな機種ですが、LadySmithとしては、このコクサイのみですね。その代わり、経営母体の変わった今も、このモデルは発売されていますね。
じつはこのチーフスが大好きでして、何丁か所有しています。LadySmithもM60のほうも所有しています。
なんというか、この割り切った小ささがたまらなく好きなのです。う~ん、リボルバーではパイソンより好きかも。なぜでしょうか?
LadySmithとしてはM3913の製品化を期待しているのですが・・・。ちょっとムリですかね。
2007年05月15日
KOKUSAI BROWNING M1910
今回は、コクサイの「BROWNING M1910」です。
日本のトイガン界では「定番」のM1910です。モデルガンではほかにマルシンから出ていましたが、両社とも現状 絶版状態です。ガスガンでもレプリカ→マルシンの固定スライドしかありませんね。今後、ブローバックガスガンは・・・、難しいですね。
メッキに定評のあるメーカーですので、当モデルも綺麗に処理されています。発売時期から下地のヒケは致し方のないところかとおもいますが。
照明の関係で写真ではシルバーモデルのようになっておりますが、実際にはもう少し落ち着いた色合いです。
当ブログでコクサイ製品がないな~とおもい、今回取り上げることにいたしましたが、「リボルバーのコクサイ」として有名なメーカーのブログ第一弾がオートというのも どうかとおもいます・・・。ま、王道のコルト・ガバを10丁超えても外しているようなブログですので、気にしないことにします。おそらくシリーズ'70もシルバーモデルが先に登場しますよ。